W杯で活躍した影山優佳を彷彿とさせる… WBCで大注目「山本萩子アナ」の凄すぎる“野球愛”
「何聞いても答えてくれるでしょ」
現在テレビ朝日系で放送されている『WBCバイブル〜世界の野球を楽しむ方程式〜』(毎週日曜24:25〜)でそんな山本アナの凄さを伺い知ることができる。MCの古田氏を筆頭に黒木知宏氏(元・千葉ロッテ)に上原浩治氏(元・読売など)、川上憲伸氏(元・中日など)ら、日本プロ野球界のレジェンドたちを前にして、堂々と知識を披露しているのだ。例えばアメリカ代表がどんな打線を組んでくるかという話になったときは「ノーラン・アレナド(セントルイス・カージナルス)あたりが4番にいても怖いですよね。つなぐ野球も出来るし、大きいのも打てるので」とコメント。進行役のアナウンサーが「二遊間が好きな山本さん、アメリカ代表の二遊間となると?」という質問には「メジャーリーグはショート専門、セカンド専門ということがなかったりもして、かなりそこは流動的にいろんなポジションをどんどんやったりすることが出来る選手が揃っているんです。そういう意味でいうと、トレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)選手は超スーパーユーティリティでもあるんですよ。内外野守れたりとか、ユーティリティなんですけど、全部がアベレージで平均的に守れるとかではなくて全部が超スペシャルに守れちゃうんです。オールスターで初めて二遊間を組む選手がいたとしても、それでもびっくりするくらいのダブルプレーとかを完成させちゃったりとかもするんですよね」と完璧な答えをしていた。
このやり取りの流れで川上氏から「フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)は?」という質問が飛び出したときには即座に「(二重国籍で)カナダ代表ですね」と冷静な返しをしていた。この直後に『ワースポ×MLB』の共演経験もある黒木知宏氏が「何聞いても答えてくれるでしょ」とニヤッとしたのが実に印象的であった。
さらに黒木氏がWBCでドミニカ代表のサンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)投手に注目して欲しいと語り、その凄さを説明したときには、「わたしも一番見て欲しいピッチャーかもしれない」とひとこと。「あの100マイルのシンカーをバットに当てることがまずできないんじゃないかっていうくらいの球なんですよね。ドミニカ代表にはリリーフもいいピッチャーがたくさんいて、球が速いのはもちろんですし、強烈な球を投げる100マイルのカットボールを連発するピッチャーがいるんです。なかでもエマニュエル・クラッセ(クリーブランド・ガーディアンズ)はちょっと強烈ですね」とマニアックな補足情報を追加したのである(なお収録は代表メンバー発表前だったため、今年2月に発表された正式な代表メンバーからクラッセは外れてしまっている)。この番組で山本アナがコメントしているときにMCの古田氏がニコニコしながら聞いている姿は、昨年のサッカーW杯で日向坂46の影山優佳のコメントを楽しそうに聞いていたサッカー解説者たちの姿を彷彿とさせる。今回のWBCの中継ゲストで山本アナが登場することがあれば、その博識ぶりに観るものは大いに驚かされることだろう。