W杯で活躍した影山優佳を彷彿とさせる… WBCで大注目「山本萩子アナ」の凄すぎる“野球愛”
3月8日、ワールド・ベースボール・クラシックの第5回大会が開幕する。今回の日本代表はダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)や大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)ら現役メジャーリーガーも招集され、侍ジャパン史上過去最高の戦力といわれている。
一方メジャーリーグ通の解説者やコメンテーターの活躍にも注目が集まっている。中でも、あの古田敦也氏をして「メジャーリーグ全30球団の選手名鑑が全部頭に入っている」と言わしめたフリーアナウンサーの山本萩子(やまもと・しゅうこ)である。現在、『ワースポ×MLB』(NHK BS1・毎週月〜金22:40〜/毎週土22:00〜/毎週日曜21:00〜)で平日キャスターを担当しているセント・フォース所属の彼女について紹介しよう。
山本アナは神奈川県横浜市出身で1996年10月2日生まれの26歳。日本女子大学人間社会学部心理学科を卒業したのち、同大学家政学部食物学科に再入学し、卒業している。芸能界入りのきっかけは大学1年時にバスの車内で現事務所のスカウトマンに声をかけられたことだった。「自分を高めるために」女子大生アナウンサーとして活動し始めると、大学3年時の18年4月から2年間、日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』(毎週月〜金5:50〜)にZIP!ファミリーの一員として出演した。“流行ニュースBOOMERS”という特集コーナーのリポーターを担当していたので、ご存知の人もいるだろう。
宮本推し
『ワースポ×MLB』のほかBSスカパー!の『プロ野球ワイド』などでもその溢れる“野球愛”を語っているが、活動初期から野球について語っていた番組があった。日テレ系で放送されていた人気バラエティ『今夜くらべてみました』の16年6月21日放送分である。セント・フォース特集だったこの回で、事務所でレッスンを受けている新人4人のうちの1人としてVTRで登場。そのとき「野球観戦が趣味で、1人で神宮球場の外野席に観戦に行くほど東京ヤクルトスワローズの大ファンです」と自己紹介し、事務所の大先輩から「日テレの番組なので、ヤクルトですと言わないほうがいい」と軽いダメ出しをされていた。これが逆に“ガチなスワローズファン”であることを大いに印象付ける結果となったのである。
もっとも尊敬する人物は内野の名手だった宮本慎也という。19年3月14日にNHK BS1で放送された『MLB×プロ野球』に出演時に「なりたい選手は誰?」と質問された山本アナは「ヤクルトの土橋(勝征)選手」と回答。その理由が「(ショートを守る)宮本さんと4-6-3(セカンド→ショート→ファースト)のゲッツーが取りたい」からというから本気である。これには共演者も「そっち?」と驚きの声を挙げていたが、続けて彼女は「憧れすぎて本人になりたいというより、できるだけ近づきたい」とも語った。宮本は相当な“推し選手”のようだ。
プロ野球に関するマニアックな知識は『ワースポ×MLB』のキャスター就任前からスポーツ番組関係者の間では知れ渡っていたようで、18年2月にはBSスカパー!の『プロ野球ワイドキャンプ中継スペシャル』に、翌3月にも同局の『プロ野球ワイド開幕直前スペシャル』に出演を果たしていた。その後、19年2月末から『ワースポ×MLB』の月〜金キャスターを務めることになるのだが、この番組をきっかけにMLB通となり、古田が唸る博識ぶりを誇ることとなった。
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