中国のスパイ気球を日本は撃墜するべきか なぜアメリカは1発で仕留められなかった?

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 2月2日、アメリカ国防総省は領空を侵犯する気球を確認し、翌々日、空軍機が撃墜した。日本でもここ数年、何度も似たような気球が目撃されているが、当局は牧歌的な対応に終始。果たしてこのまま放置してよいのか――。

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「気球に聞いてください」

 正体不明の気球が日本に飛来した2020年、当時の防衛大臣だった河野太郎・現デジタル大臣は記者会見でその“物体”が再飛来する可能性についての質問にこう答え、ひんしゅくを買った。

 それから3年。...

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