三笠宮信子さま、お住まい5500万円改修の裏に「母娘の断絶」 長女・彬子さまが縁談を前に進めていない理由

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母娘の断絶

 麻生太郎・自民党副総裁(82)の妹である信子さまは、三笠宮家の長男で“ヒゲの殿下”と呼ばれた寛仁親王殿下からアプローチを受け、80年に宮家へ嫁がれた。

 先の記者はこうも言う。

「晩年になると、アルコール依存症となられたヒゲの殿下から、信子さまがDVを受けられたとする騒動が報じられ、一時は離婚まで取り沙汰されるようになりました。12年に寛仁親王が薨去された際、信子さまは葬儀に参列されませんでした」

 結局、喪主は最後まで父親を看病し続けた長女の彬子さま(41)が担われ、次女の瑶子さま(39)が付き添われる形となった。象徴的なのは、寛仁親王の薨去から1年経っても、信子さまが当主を継がれることに彬子さまが猛反対。最終的には親王家を廃して三笠宮家に合流すると宮内庁が発表したことである。

 娘たちが父親の味方についたことで夫婦間のあつれきは母娘の断絶へと転じ、信子さまは一人籠城を決め込まれているのだ。

 宮内庁関係者によれば、

「彬子さまは、仕事のご都合で京都にも滞在されていますが、地元の男性と結婚話が出たことがあります。でも、そうなると皇籍から離脱されることになりますから、三笠宮家の当主である百合子さまの後継が将来的に信子さまになってしまう可能性もある。それだけはどうしても許せない、阻止したいと、あえて縁談を前に進めていないのです」

 昨年6月6日には寛仁親王が薨去されて10年目の節目を迎え、十年式年祭の「墓所祭」が営まれたが、相変わらず信子さまのお姿はなかった。4日後には山形県訪問のご公務が取りやめとなり、“寛仁親王殿下御命日に伴うストレス性ぜんそく一時悪化のため”との異例の発表までされた。

5500万円以上をかけた改修

 双方に言い分があろうが、“家庭内の不和”が原因で5500万円以上もの税金をかけてお住まいを改修することには変わりない。

「理想を言えば信子妃殿下はお子様方とご一緒に宮邸にお住まいになってほしい。そう切に願っております」

 と語るのは、皇室ジャーナリストの久能靖氏。

「皇室担当記者時代、私は身体障害者のスキー大会の会場で寛仁親王殿下と妃殿下が仲良くご一緒におられる場面を幾度となく目撃しています。その頃までご家族の関係は良かったはずで、そういったお父様のお姿を二人のお嬢様方は尊敬の念を抱き見守ってこられていました。夫婦関係で何かの行き違いが生じ、それが尾を引き母娘の関係にも亀裂が生じたように拝察します。いずれにせよ、寛仁親王がお亡くなりになった後、母娘が別々にお住まいなのに違和感が募るばかりです。ご一緒に住まわれている建物が老朽化してしまったのなら、改修工事も国民からの理解が得られるはずですから」

 宮内庁に見解を問うと、

「赤坂にお戻りになることは不適である旨の医師の意見もあり、妃殿下には、今後も当分の間、宮内庁分庁舎にお住まいいただくことになると考えています。分庁舎は、建築から約25年が経過して老朽化が進んでおり、また、妃殿下におかれては、御高齢となられております。このため、バリアフリー化や老朽設備更新などの必要最小限の改修を行うこととし、設計費を計上したものです」(総務課報道室)

 皇統問題で女性皇族への注目が高まる中にあっては、“軋む皇室”の修復こそが早急に必要であろう。

週刊新潮 2023年3月2日号掲載

特集「軋む皇室 『三笠宮信子さま』お住まい5500万円改修の裏に『母娘の断絶』」より

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