三笠宮信子さま、お住まい5500万円改修の裏に「母娘の断絶」 長女・彬子さまが縁談を前に進めていない理由

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 家族のあり様は千差万別。他人がとやかく言う筋合いはないけれど、愛憎劇の主役たちが皇族ご一家となれば、その行方を我々も看過できない。昨今話題の「宮邸問題」が、三笠宮家にも生じていた“母娘の断絶”を、奇しくも白日の下にさらしてしまっているのだ。

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「平成流」の開かれた皇室が国民の崇敬を集めていた頃なら、少なくとも皇族のお住まいを巡り、世間で賛否両論が巻き起こることなどなかっただろう。新居の巨額建設費用で物議を醸した秋篠宮邸だが、折しも皇族の建物が改修工事の対象となり、再び公費が投入されようとしている。

 宮内庁が2023年度の予算に、寛仁(ともひと)親王妃信子さま(67)がお住まいの宮内庁分庁舎の改修にかかる設計費として、約5500万円を盛り込んだと報じられた。

 その理由として、2月11日付の朝日新聞は以下のように書いている。

〈信子さまは09年10月、気管支ぜんそくの治療で入院していた病院から、療養のため分庁舎に移った〉

〈分庁舎は1998年に建てられた。老朽化が進んだことから、同庁は2024年度予算の概算要求に改修費を盛り込み、工事に着手する予定〉

なぜ分庁舎に?

 とはいえ、ここで大きな疑問が生じる。そもそも、皇居に住まわれる天皇ご一家を別にすれば、秋篠宮さまや宮家の方々は警備などさまざまな事情を考慮して赤坂御用地に住まいを構えられている。信子さまも例外ではなく、本来は御用地内にある三笠宮東邸を住居とされていた。それが療養のためとはいえ、なぜ「赤坂」ではなく「分庁舎」に14年もの長きにわたって滞在されているのか。

 もともと「分庁舎」は宮内庁長官公邸として使われていたことから、皇居に隣接する千鳥ヶ淵に建つ。周辺は桜の名所としても知られるだけに、これからの季節は見事な眺望が楽しめる一等地だ。建物も瀟洒(しょうしゃ)な洋館といった風情で、総床面積は約650平方メートル。警視総監を経て宮内庁長官となった鎌倉節(さだめ)氏が、01年に退任するまで住んでいたのを最後に空き家となっていたことから、信子さまが半ば転がり込まれた格好である。

 ベテランの皇室担当記者が解説する。

「宮内庁は信子さまが患われた気管支ぜんそくが“ストレス性のもの”と明かしていますが、当時の主治医が“赤坂にある宮邸に戻られると再発の恐れがある”との見解を示したことから、それがお一人住まいを続けられる根拠となったのです」

 つまりは本来帰られるべきご自宅が“ストレスの原因”だと訴えているわけなのだ。

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