握手会の衣装は自前、踊りすぎで骨折寸前…昇格後に即卒業した五十嵐早香の「アイドルより自立したかった」
元SKE48の五十嵐早香(21)が芸能事務所「ゼロイチファミリア」に所属し、27日発売の「ヤングマガジン」で初の水着グラビアが掲載された。インタビュー後編では何かとお金がかかるアイドルの裏事情から、自立への強い思い、そして初グラビアの感想についても聞いた。【徳重龍徳/グラビア評論家】
「“フィリピン初の地下アイドル”から“谷間チラリで配信BAN” 五十嵐早香、グラビア解禁までの波乱の道のり」からつづく
【写真22枚】初のグラビア撮影では「バストがちょっとだけ普段より小さくなってしまって」
――五十嵐さんはオーディションに合格し、2019年12月にSKE48の10期生としてデビューします。研究生は給料は高くないですが、アイドルをしていて何かとお金がかかったそうですね。
当時はコロナだったので握手会でなく、トーク会だったんですけど、基本は私服での参加なんです。その私服も全部自分で用意しないといけない。CDが出るとトーク会が2か月間、ほぼ毎週のようにあるので、コーディネートとしては10着とかは必要なんです。同じ服だと飽きられちゃうので。
かわいいコスプレでもいいんですよ。ただ応援して頂いている方達が喜ぶのは私服なんです。いつもは衣装を着てるんで、なかなか見られないじゃないですか。本当の私服はパーカーとジーンズなんですけど、それではいけないので、トーク会用の私服を買っていました(笑)。
買う服はみんな、GUやユニクロでしたね。全身ユニクロだとバレちゃうので、私がやっていたのは、ちょっといいところの服も入れつつ、基本は安いところにしてました。トップスだけ違うとか。
――逆にグループのメンバーには私服に困ってない子もいる?
世間一般的には裕福って言われるような子は、もう最初からデパートの服とか着てますね。あまり接点がないまま卒業しちゃったので細かくはわからないですけど、明らかにこの先輩は裕福なんだなという人が、10人に2人くらいはいました。
学校の話だとか、ご両親とドバイに旅行で行ったとか、お母さんがローストビーフを作ってくれましたとか、そのあたりの話でもわかりますね。
――ドバイは確かにお金持ちだ(笑)。メイク代もすごくかかるそうですね。
SKE48は48グループの中でも体育会系なんです。ダンスが激しくて、すごく汗をかくんですよ。ライブが終わった頃にはすっぴんになっちゃうくらいで。
そうならないために、バレリーナの方々が使う化粧品を調べて購入したりとかして、工夫しないといけないんです。踊ってる最中の写真を撮られちゃったりするので、もうメイクボロボロなのがわかるんですよね。なのでおのおので努力してたと思います。
――他にお金がかかったことはありましたか?
研究生は髪形を変えられないんです。同じ髪形を維持しなきゃいけない。私はショートカットだったので維持するために美容院代が月1回かかってました。
あとダンスが激しいグループなので、足がボロボロになっちゃうんですよ。だから週3で整体に通って体のケアをしないとダメでした。整体はスポーツ選手も行くところで、足に電気を流してました。そこまで本当にボロボロになっちゃう。私はすねが強い方ではなかったので骨が折れる寸前までいったこともあります。それでも応援して下さっている方々の前で踊れるときはすごく楽しかったですね。
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