「青木功会長が泣き出してしまい…」日本ゴルフツアー機構で“クーデター”が 資産4千億円の大富豪副会長と対立
場合によっては「青木さんは辞める腹積もり」
こうした動きを受け、今年2月22日のJGTO理事会で、三木氏の解任決議案を出す予定だったものの、三木氏は欠席したという。ベテラン記者が続ける。
「3月22日にJGTOの社員総会が開かれる予定です。JGTOは定款上、役員の選任、解任など重要事項については、総会の決議対象となっていますが、社員のほとんどは現役選手。彼らを束ねるのは選手会の会長で、三木さんと非常に近しい谷原プロです。総会の決議は体育会系の習いで事実上、選手会長に判断が一任されるケースがほとんどです。その時点で三木さん辞任の道筋が付けられず、続投が決まれば、青木さんは辞める腹積もりをしています」
事ここに至って、青木会長は三木氏と刺し違える覚悟を決めた――とのことで、
「これ以上、状況を放置すると組織の統制も取れないし、スポンサーからソッポを向かれてしまいます。そのため、昨年12月のシーズン最終戦の後、青木さんは谷原さんと話し合い、三木さんが敵視する上田専務理事に辞めてもらう、その代わりに三木さんにも辞めてもらうのはどうか、と提案しました」(同)
ところが、理事会開催直前、三木氏は辞表を提出し、当日は欠席するという挙に出た。しかし、
「辞表には、副会長は辞めるとあったものの、理事職については何の言及もなかった。これでは状況はあまり変わらない。真意を確認するため辞表はいったん、事務局預かりになっています」
青木氏は何を語るのか
当事者たちは何と言うか。まずは三木氏に聞くと、
「いや、青木さんとは対立なんかしていませんよ」
と否定した上で、「最近は会っていません」と語るのだった。一方、難しい状況に立たされた青木会長に聞くと、
「詳しいことは言えませんが、今後のJGTOの健全な執行体制について関係各位と協議し、課題の解決に向けて最大限努力しているところです」
しかし、「週刊新潮」の取材後、三木氏に“ある動き”が……。3月2日発売の「週刊新潮」では、事態を急変させた三木氏の行動と併せて詳報する。