島谷ひとみが広告塔の「PCR検査会社」社長に投資トラブル 30億円を突っ込んだ男性が告発

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 ナスダック上場を目指すPCR検査企業を舞台に、ある投資トラブルが持ち上がっている。しかも、その執行役員には名曲のカバーで知られる有名歌手が広告塔役の形で名を連ねていて――。

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 島谷ひとみ(42)といえば「亜麻色の髪の乙女」をカバーし、紅白歌合戦にも過去4回出場した歌唱力に定評のある歌手だが、「2019年にそれまで所属していた芸能事務所を独立し、現在は個人事務所で活動しています」(芸能担当記者)

 そんな彼女が一昨年から、PCR検査キットを販売するほか検査サービス事業なども展開するICheck(アイチェック)社(以下、I社)の執行役員に就任。ブランドアンバサダーという、いわゆる広告塔の立場にある。

「I社は、コロナ禍の20年に設立された新興企業ですが、国がPCR検査1回につき、約1万円の補助金を助成する仕組みを利用して21年には35億円を売り上げました。経営陣はナスダックの上場を目指しています」(経済誌ライター)

 島谷はWEBメディアで自身の役割について、広告塔的な仕事のほかにも、

〈会議の司会進行などをやらせていただいています〉

 と語っていて、積極的にI社に関わっている様子だ。

投資トラブル

 そのI社に目下、投資トラブルが持ち上がっているというから穏やかではない。ある投資家の男性が次のように語る。

「昨年の春、投資家仲間から、I社の社長が考案した投資案件があると、儲け話を持ち掛けられたのが事の始まりでした」

 その投資スキームによれば、I社が行っている「PCR検査キットの製造販売事業」と「無料PCR検査場の運営事業」というビジネスを、I社の販路やノウハウを使って手掛けることができるというのである。

「『PCR検査キットの製造販売事業』については、原価およそ千円の検査キットを直接販売したり病院に卸したりするわけですが、最終的な売値は約4千円なので利益率が高い。そして、『無料PCR検査場の運営事業』については国から当時、1万1500円の補助金を受け取ることができたので“会場運営費を考慮しても極めて利益率が高い”という話でした」

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