「NHK船岡アナ」逮捕 被害を受けた「同僚女性アナ」のこぼしていた悩みとNHKの抱える苦悩

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民放キー局に

 “深刻”という意味では、女性アナの部屋に居合わせた知人男性の存在も大きかったことだろう。

「もしその男性がいなければ、より危険な事態を迎えていたかもしれません。船岡容疑者はある意味で思いつめており、人生を賭けた行動だったからです」(同)

 それだけに善悪の区別がつかず、これまでよりもさらに段階の進んだストーキングに及んだということなのかもしれない。ちなみにこの知人男性とはどういった存在なのか?

「民放キー局に勤める人物だと聞いています。こちらは正真正銘、女性アナの本物の交際相手だということです。船岡容疑者はそういった存在がいるかもしれないという想像というか、妄想はしていたようですが、その時間にその場所にいることは想定していなかったのではないかと聞いています。船岡容疑者の目的は彼女1人と会って静かな空間で”誠意”を伝えることで、そこに第3者が介在することは具合が悪いのは言うまでもない」(同)

 事情についてはNHKがもっとも詳しいところだが、いかに注目度が高くても被害者のことを考えると伝え方は極めて難しい。一方で、きちんと報じなければ身内である容疑者をかばっているかのようにもうつりかねない。扱いにはかなり苦労しているようだ。

「被害者の女性アナは事件後も気丈に担当する番組への出演を続けていますが、今回受けたショックを乗り越えるのはなかなかのことではないでしょう」(同)

デイリー新潮編集部

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