「高山清司若頭を独立組織になっても狙う」と豪語する神戸山口組の最高幹部に破門状

国内 社会

  • ブックマーク

高山清司若頭のタマを

 竹垣氏によれば、実はある意味で既定路線だったから、サプライズといえるほどのことではなかったとのこと。

「井上組長としてもかばいきれないということだったと思います。それよりも驚いたのは、神戸山口組若中・小島会の小島慎也会長が竹本若頭補佐に電話した際のエピソードです。何度も電話をしたらようやく出て、“一本独鈷(独立組織)になっても高山清司若頭のタマを取る”と言っていたということでした。その一方で、6代目山口組側に戻るとか戻らないとか話しているとの情報も耳にしました」

 一本独鈷ではなく、他の組織との連携の可能性はないのか。

「神戸山口組を抜けた入江禎元副組長(2代目宅見組組長)や神戸側と連合を組む池田組の池田孝志組長も竹本若頭補佐を拾う素振りは見せていないようです」(同)

 神戸山口組からは櫛の歯が欠けたように最高幹部が脱退を続けている。それが抗争相手の6代目山口組を利することは間違いないのだが、一度始まった自壊への流れを止めることはもうできないと言うことなのかもしれない。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。