「高山清司若頭を独立組織になっても狙う」と豪語する神戸山口組の最高幹部に破門状

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若頭に食ってかかった

 神戸山口組の竹本均若頭補佐に破門状が出たという。ナンバー2である小嶋恵介若頭と揉めたのがきっかけだとされる。竹本若頭補佐は「高山清司若頭を独立組織になっても狙う」と豪語しているとも伝えられるが、実態はどうなのか? 元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現在は、暴力団組員の更生を支援するNPO法人「五仁會」を主宰)が解説する。

 まず小嶋若頭との揉め事の前段から。

「北陸方面へ小嶋若頭が若い衆を連れて向かい、仕事の話をしていたところ相手側と揉めて決裂したことが最近あったと言います。そんな最中に神戸山口組若中で4代目古川組・親泊吉広組長が逮捕されたとの情報が流れました」

 と、竹垣氏。

「そのことについて竹本若頭補佐が、“逮捕されたのをなぜ通達しなかったのか”と小嶋若頭に対して一方的に食ってかかったとのことです。上下関係が絶対のヤクザ社会にあっては許されないことで、神戸側の組織の一員が“ケジメを取りに行く”との情報もありました」

 もっとも、その動きは一旦、神戸山口組の井上邦雄組長がストップしたとも言われている。

破門状が出た

「竹本均若頭補佐はまっすぐな性格で、好かれるタイプには良いのですが、人望がそれほど厚くないとの評価もあります。また、今回の一件が広まって行く中で、本人と連絡が取れなくなっている状況だとも聞きます。コソコソすることなく、合わないから抜けたいということなら、それを宣言して組織を出ればよいのではないかと思うのですがね。ヤクザに限ったことではありませんが、黙って姿をくらますというのはホメられたことではないでしょう」(同)

 神戸山口組の若頭、つまりナンバー2といえば寺岡修・元侠友会会長だが、彼が昨年8月に組織を抜けた後、そのポストは不在になっていた。2022年12月、そこに収まったのが小嶋若頭(若頭代行から昇格)だった。

「小嶋組長は6代目山口組傘下の中野組で若頭を務め、2008年に中野組が解散した後に一度引退しています。2016年にヤクザに復帰し、2代目中野組を継承して神戸山口組に加入しました」(同)

 その新しい若頭と揉めたことが原因で、竹本若頭補佐に破門状が出たとの情報が出回ったというわけだ。

「それは間違いありません。私も内容を確認しましたから」(同)

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