東芝の巨額TOB、大本命はオリックス? 「買収額が微妙で不成立になる可能性」という指摘も

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 ドタバタが演じられ続けてきた東芝劇場にもようやく幕が下りるのだろうか。2月9日、東芝の経営再建のため、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)の連合が最終的な買収提案を行ったことが分かった。JIPが投じる資金は、2兆2千億円規模だとされる。

 全国紙経済部の記者が解説する。

「東芝は筆頭株主のエフィッシモ・キャピタルなど“モノ言う株主”から株主還元について猛烈なプレッシャーを受けてきました。そのため、英の投資ファンドからの買収提案を発表したり、グループ分割による株主価値の向上を提案してきたのですがいずれも頓挫。...

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