日曜劇場「Get Ready!」が“ホリプロ祭り”になっているワケ

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“ハリポタ”専用劇場に

「日本での公演はアジア初、世界では7番目だそうです。制作はホリプロとTBSで、この舞台のためにTBS本社の隣にあるTBS赤坂ACTシアターを“ハリポタ”専用劇場に大改修。昨年6月にスタートし、現在も上演しています。期限は設けておらず、無期限のロングラン公演だそうです」

 無期限公演とはすごい。

「もちろん出演者も、ハリー・ポッターを演じる藤原竜也はじめ、榊原郁恵(63)、高橋ひとみ(61※ホリプロ・ブッキング・エージェンシー)、大貫勇輔(34)などホリプロ所属が多い。7月から主演する向井理(41)もホリプロ系列のホリ・エージェンシー所属です」

 それが日曜劇場とどう関わるのだろう?

「ACTシアターは1300席以上のキャパを抱える大きな劇場です。そこで無期限公演ともなれば大きな賭けになります。この先、何年続くかわかりませんが、TBSはホリプロの顔色をうかがいながら、仲良くしていかなくてはなりません。そのためTBSの看板である日曜劇場という連ドラ枠で、ホリプロ所属タレントを多くキャスティングしているのではないかと言われています。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』制作が発表されたのは2020年のことでしたが、以来、日曜劇場の主演は、ホリプロ所属のタレントが務めることが増えたのです」

 20年1月期「テセウスの船」の竹内涼真(29)、20年10月期「危険なビーナス」の妻夫木聡、21年1月期「天国と地獄~サイコな2人~」の綾瀬はるか(37)、21年7月期「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の鈴木亮平、いずれもホリプロ所属だ。とはいえ、人気俳優だから不思議はない。

「それぞれのドラマにもホリプロ所属の俳優が少なくありませんでした。もちろん、同じ事務所の所属タレントを多く起用したからといって、数字が取れれば問題ありません。今回の『Get Ready!』も演出は奇才・堤幸彦監督ですから期待されていました。しかし、監督が希望するキャスティングを組むことができず、演出しにくい場面もあったそうです。出演者の意見を多く取り入れてしまったこともドラマをつまらなくさせてしまった要因、という声もあります。やはり作品を第一にキャスティングしないと、いろいろと問題や弊害が出てくるものです」

デイリー新潮編集部

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