ウエストランドが業界で「珍しいM-1王者」と言われている理由

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 昨年、「M-1グランプリ」(テレビ朝日/ABCテレビ制作)で18代目王者に輝いたウエストランド。目立っているのはツッコミで毒を吐く井口浩之(39)ばかりで、ボケ担当の河本太(38)は業界でもいまひとつ知られていなかった。ここへ来て河本の手足にタトゥーがあることが報じられ、にわかに注目されているが……。

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 そもそもM-1を制した直後、涙を流しながら語った河本のセリフが、2人の格差を物語っていた。

河本:今年は相方ばかり稼働が増えてすごく暇だった。さすがにチャンピオンになったのでコンビで呼んでください。

 ところが、M-1の放送終了と同時にTwitterに発せられたあるつぶやきが、早くもそれを否定していた。

《年明けのあちこちオードリーに信じて仕込んだのは井口!!!!コンビじゃなくてごめん》(12月18日午後10:09)

 Twitterの主は、テレビ東京のバラエティ番組「あちこちオードリー」や「ゴッドタン」などを手がけるテレビプロデューサーで演出家の佐久間宣之氏だった。民放プロデューサーは言う。

「佐久間さんはテレ東の局員でありながら『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)のパーソナリティを務めるなど、アグレッシブな作り手として知られています。昨年3月に退社し、今はフリーで活動しています。ウエストランドの井口は、M-1決勝のファイナルステージのネタでお笑いファンをイジりながら、その元凶として『佐久間さ~ん!』と彼の名前を叫んでいました。佐久間さん本人がラジオで明かしたところでは、地上波では放送されない準決勝でこのネタをかけた時から『佐久間さ~ん!』と叫んでいたそうです。彼はその時点で、オファーを入れたそうです。井口1人に……」

 河本が言ったように、井口ばかりが稼働していたのだ。

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