「ダルビッシュ」が話題の中心のWBCキャンプ オーラに気おされる若手もいたが
宮崎キャンプ始動！
2月17日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアムで、WBC（ワールドベースボールクラシック）のキャンプが始まった。多くの観客のお目当てはメジャーリーガーとして唯一キャンプに参加したパドレスのダルビッシュ有（36）だろう。しかし、ダルビッシュに“くぎ付け”だったのはファンだけではなくて…？
＊＊＊
【写真を見る】距離感ありすぎ!? ダルビッシュの「オーラ」に圧倒される選手たち
その日の会場の熱狂ぶりはすさまじく、ダルビッシュが靴ひもを結びなおしただけでファンたちが一斉にスマホを向け、グラウンドを一歩離れると、今度はたちまち色紙を手に持った群衆がサイン攻め、と「お祭り騒ぎ」だった。
オーラに気おされる若手選手たち
しかし、ダルビッシュに興味津々なのは、観客だけではない。
選手たちも同様で、ダルビッシュと必死に距離を縮めようとするが、キャンプイン直後には簡単にはいかず、苦戦している様子がうかがえた。
ダルビッシュが人を遠ざけているわけでは決してない。しかし日米での実績、そしてチーム最年長ということもあり、普段からよく顔を合わせている選手とは別格という感じがあったのかもしれない。
ロッテの佐々木朗希投手も、ダルビッシュに話しかけようとするが、最初はオーラに気おされたのか、距離がずいぶん開いているように見えた。
最年少三冠王のヤクルト・村上宗隆選手や、いまや「日本球界最高の投手」といわれるオリックスの山本由伸投手にしても、“近づきたいのに近づけない”というもどかしさが観客側にも伝わってくるようだった。
[1/2ページ]
