不安に駆られて「抗うつ剤」がバカ売れ…ウクライナ侵攻1年でロシア世論はどう変わったか 昨年9月に激変した理由

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「心配」が「安心」を逆転

 ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵攻から1年が経ち、戦争に対するロシア社会の受け止め方が外部からは見えづらくなっている。政権が反プーチン・反戦の気運を封じ込めようと、独立系メディアの客観報道や街頭での抗議運動を厳しく規制しているためだが、それでも、国内で行われている数々の世論調査のデータからは、戦時下のロシア人の佇まいや心情がにじみ出てくる。1980年代に、アフガン侵攻で疲弊した国民が政権に反感を抱き、ソ連邦が崩壊する原動力となったように、ロシア世論の動向はこの戦争の行く末だけでなく、国家の命運をも占うだろう。...

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