茂木幹事長、激しい気性のせいで敬遠され… 幹事長室には「アポが入らず閑古鳥」
「頭脳明晰」の一方で「政界きっての気分屋」とも評される自民党の茂木敏充幹事長(67)がゴキゲンだという。
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「通常国会の代表質問で表明した、児童手当の所得制限撤廃が注目を集めて悦に入っているんです。一部メディアから“ポスト岸田に弾み”と持ち上げられ、すっかり浮かれていますよ」
とは政治部デスク。そもそも、児童手当の所得制限は野党時代の自民党が要求したもので、茂木氏もその急先鋒の一人だったはず。
「野党は“どの口が言うか”と白い目ですが、本人は“過去にこだわっても仕方ない”とどこ吹く風。むしろ、講演の場で自身に反省を求める野党を揶揄して笑いのネタにするなど、完全に開き直っています」
「“自分が輝くため”の間違いでしょ」
自己中に見える幹事長への反感は身内の党や政府にも広がっている。自民党ベテラン議員が指摘する。
「旧統一教会問題への対応では失点続きだったから、危機感が募ってのスタンドプレーだろう。“子どもや若者が輝く未来のため”なんて言うけど、“自分が輝くため”の間違いでしょ」
岸田文雄総理(65)の周辺も「議論をリードしているように見せかけて手柄にしたいんだろう」と冷ややかで、政府内でも西村康稔経産相(60)や加藤勝信厚労相(67)といった現職閣僚らが、公然と茂木氏への異論を口にし始めているという。
再び政治部デスクが言う。
「西村はともかく、加藤は幹事長が会長を務める茂木派の所属ですからね。図らずも人望のなさが浮き彫りになった格好ですよ」
背景には、茂木氏の計算高い一面もあるようだ。
先のベテラン議員が言う。
「国民受けする少子化対策には手を突っ込みながら、総理秘書官の罷免を機に再浮上した性的少数者(LGBTなど)への理解増進法案にはノータッチ。総理に法案提出の準備を指示されても、党の政調や超党派の議連に丸投げだからなあ」
その理由とは――。
「LGBTに理解を示せば党内の保守派からたたかれるし、反対すれば国際社会やリベラル勢力から強い反発を受ける。どちらにしても、自分の利益にならないと踏んでいるんでしょう」
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