禁じ手破りの「クローザー大谷」の現実味 WBC栗山監督「いろんな意味の先発」のウラに妙案

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準決勝以降の先発は佐々木、山本?

 大谷は3月1日(日本時間同2日)に米アリゾナ州でのキャンプで、オープン戦初登板が予定されている。東京ドームでの中国とのWBC初戦は同9日で、ちょうど中6日となるため先陣を切ることが取り沙汰されている。その後は、日本代表の吉井理人投手コーチ(ロッテ監督)が準決勝、決勝が開催される米国で佐々木、山本を先発させたい意向があるようで、その構想がチーム方針として固まれば、大谷は準々決勝(15日か16日)での先発が見込まれる。

「大谷は初戦と準々決勝は通常の先発で起用するとみられる。準決勝か決勝、どちらかの大一番では九回までの数イニングをイニングの頭から投げさせられる選択肢が栗山監督は欲しいのではないか。もちろん、それまでに抑えへの不安が解消されていれば、不要な備えとなるが」(同)

 日本が勝ち進めば、決勝は3月21日。14年ぶりの大会制覇が懸かったマウンドに大谷が立つことはあるのか。栗山監督にはチーム状態を踏まえつつ、あらゆる可能性を探ることが求められ、頭が休まる日はなさそうだ。

デイリー新潮編集部

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