中国の気球の目的は「台湾侵攻」に向けたプロジェクトの一環だったか 偵察対象には沖縄も

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無害かスパイそのものか?

 米国が中国の偵察用だと断定し、撃墜した気球。これをめぐって、「それほど有害なものではない」「いやいや、スパイ活動そのもの」などと、様々な指摘があるが、その実体・目的は「台湾侵攻」に向けたプロジェクトの一環だったと米国は見ているのだという。

 まずは気球の足取りを確認しておこう。中国南部・海南島で打ち上げられた後、東に進路を取ったが、そこから北に向きを変え、アラスカからカナダ本土を経て、その後に米本土に到達したとされる。

「もともと気球はグアムやハワイの米軍施設を監視する狙いだったものの、想定外の強風にあおられ、米国本土まで来てしまったとの見方を米政府側は強めている印象がありますね」
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