連続強盗事件の2トップ「渡邉」「今村」聞えてきた悪評と微妙な関係性

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特殊詐欺でも何でもいいから!

 今村容疑者は会社の代表取締役に収まっていた時期もあったという。ただ、その会社は反社ではないとは言うものの……。

「それを作ったのは今村容疑者の1年先輩の男なのですが、特殊詐欺を働いたことで9年間、懲役を務めた人物だと聞いています。会社自体は今も健在だそうです」(同)

 ちなみにこの会社が大手銀行から融資を受けようとした際、登記簿謄本に今村容疑者の名前があったことがネックとなって、話がなかなか進まなかったといったこともあったという。

「今村容疑者はその会社のカネを着服した事があり、その返済をめぐって、特殊詐欺でも何でもいいから手段を選ばず返済せよと、その先輩に言われたこともあったそうです。それもあって一時、タイの詐欺グループに送り込まれていたとも聞きましたね。しかしそこでも着服の類のトラブルを起こして、フィリピンに行くことになったようです」(同)

 特殊詐欺とともに強盗事件の全貌の解明もこれからだが、

「被害額がもっと増える可能性もあるでしょうね。例えば金の延べ棒とか宝飾品、時計なども同時に奪われていたようです」(同)

 強奪された方にも何らかの事情があって表に出したくないものもあるため、被害届を出しているとは限らず、被害額は5倍とも10倍とも指摘する声もあるという。

 現状、スマホの解析も難航が伝えられているのだが、事件の全貌が明らかになる日は来るのだろうか。

「フィリピン在住の裏社会のドンのような存在の日本人がいます。本人はヤクザではないが、父親が山口組傘下の中核組織の若い衆でした。このドンと渡邊、今村との関係も捜査の対象となっていくのではないでしょうか」(同)

デイリー新潮編集部

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