「うごかす、とめる。」技術を進化させる仕組みを作る――木村和正(ナブテスコ社長)【佐藤優の頂上対決】
国内の自動ドアの二つに一つは「ナブテスコ」製なのだという。この他にも産業ロボットの核となる部品や鉄道のブレーキなど、大きなシェアを誇る製品が多々ある。見えざるところで社会を下支えしてきたこの会社はいかに始まり、どう事業展開してきたか。圧倒的な技術力を持つ老舗企業を解剖する。
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佐藤 社名になじみがなくとも、その製品は非常に身近なところにあり、毎日のように使っているということがあります。資料を拝見して、ナブテスコはその典型的企業だと思いました。...