世田谷区長・保坂展人に公用車使用を巡り疑念が 応接家具に1200万円という法外な額が

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目的外使用

 区の規定によれば、公用車は自宅と役所など公務を行う場所や、公務と公務が続く場合に使用できるそう。

「代沢から区役所まで公用車なら10分弱ですが、狛江からは片道30~40分かかります。公用車の記録では、22年3月までの1年間で狛江と区役所の間を移動したのは178日にも及び、タクシー代に換算すれば往復数千円前後の余計な交通費がかかっている。また保坂区長は社民の福島瑞穂党首や立憲の辻元清美氏の応援演説に行く際も公用車を使った可能性が高く、自身の政治活動となれば目的外使用に該当するはずです」(同)

 過去の区議会でも、保坂区長の「狛江の一軒家」が災害など危機管理の観点から問題とされ、区側は答弁で代沢にしか「防災無線」がないことを認めている。

約1200万円という法外な額が

 別の区政関係者によると、

「区役所は建て替え工事中で備品交換が行われています。問題なのは、区長の机と椅子だけで約85万円、執務用の棚や応接チェアなど合わせて約1200万円という法外な額がかかっていること。2年前、千葉県市川市で市長室の家具購入費用に約1千万円が計上され騒動になりましたが、それよりも大きな額が動いています」

 公表されている保坂区長の年収は約2千万円だから、決して安い買い物ではない。これらについて保坂区長はどう答えるか。

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