甲子園の「私立独占」を許すな! 存在感を示す公立高校の“逆襲”

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強豪の私立校で進む“プロ化”

 3月18日に開幕する第95回選抜高校野球大会。2度目の大会連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)、前哨戦といえる明治神宮大会の決勝で同校と接戦を演じた広陵(広島)、昨年夏の甲子園優勝メンバーが多く残る仙台育英(宮城)が優勝候補の中心と見られている。他にも上位進出が有力視されているチームは、いずれも“私立高校”である。【西尾典文/野球ライター】

 筆者が、デイリー新潮に寄稿した「高校野球『強豪校』の寡占化がさらに…“格差是正”には、『甲子園大会』の見直しも必要か」という記事(1月27日配信)でも触れたが、現在の甲子園で勝ち上がるには、有望選手の積極的なスカウティングや、専門知識を持つコーチ、トレーナーらの指導は必要不可欠であり、そのような体制を整えられるのは、やはり一部の私立高校となる。...

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