深田恭子“体当たり演技”にもかかわらず不評な「A2Z」 専門家は「深みのある女性を演じてほしい」
「正念場を迎えた」
肯定的なレビューでは、
〈深キョンのステキな衣装にドキドキしながら見ています〉
といった文言が並ぶものの、対する低評価の欄では、
〈小鳥の様なキスしかしない〉
〈全然大人の恋じゃない〉
などと辛辣なコメントも散見され、肝心のベッドシーンも好意的に捉えた意見は少ない。せっかくの体当たり演技も賛否両論が渦巻く結果となっているのだ。
「昨年来、20代を中心に若手の演技派が台頭するドラマ界だけに、深キョンは正念場を迎えた感は否めないと思いますね」
そう語るのは、テレビ評論家の吉田潮氏だ。
「深みのある女性を演じてほしい」
「今作を観ても深キョンはかわいいのですが、どこか浮足立って見えてしまう。キレイな女優でとどまっているという印象を受けてしまい、もったいないですね。欲を言えば視聴者の心の琴線に触れるような表情をしたり、もっと演技が観たいと思える深みのある女性を演じてほしい。平成を代表する人気女優であることは誰もが認めるところですが、令和でも同じスタイルを貫いていけるかは疑問です」
メディア文化評論家の碓井広義氏はこうも言う。
「深田さんというと、ビジュアル的にセクシーという言葉がついてまわることはあっても、物語の中で官能的なシーンを前面に売り出すことはあまりしてこなかった。大人の女性を演じるなら、どこかで越えないといけないステップと考えれば、この作品は試金石といえるのかもしれません」
はたして“不惑の名女優”として羽ばたけるか否か。
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