日本中に蔓延する“SDGs疲れ”、美しい地球のための「努力」がもたらす「不都合な真実」

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 SDGsとは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。貧困をなくす、ジェンダー平等を実現するなど、17のゴールが設けられ、現在、この目標を達成すべく、様々な企業が取り組み続けていますが、昨今「SDGs疲れ」を口にする企業人も出ています。

 私の知人の役所勤め男性はこう語りました。

「2023年に入ったのをきっかけにそれまで付けていた『SDGsバッジ』を外しました。2022年は上司も『役所が熱心に取り組んでいる様子を市民に見せなくてはいけない』と言っていましたが、今は私が外しているのを見ても何も言いません。...

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