華原朋美 「鬼レンチャン」出演で話題に…長いトンネルを脱して完全復活の兆し
「千鳥の鬼レンチャン」(フジテレビ)と言えば、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの人気番組である。個性豊かな挑戦者たちがさまざまな企画に挑み、千鳥とかまいたちの2組がスタジオでその様子を見守る。最近ではSNSなどで話題になることも増えてきた。
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この番組では、挑戦者が賞金100万円を目指して正確な音程で歌声を披露する「サビだけカラオケ」という企画が人気を博している。1月8日放送回でこの企画に挑戦して話題をさらったのが、歌手の華原朋美だった。以前にこの番組に出たときにはふくよかな体型だったのだが、この日の華原はすっかりやせていて、本来の美貌を取り戻していた。
前回の出演時にかまいたちの濱家隆一から「彦摩呂さん」などとイジられたことに激昂して、好き放題に暴れ回っていた。課題をクリアするたびに、ハイテンションで歌って踊り回り、千鳥とかまいたちとテレビの前の視聴者を爆笑の渦に叩き込んだ。
もともと彼女は情緒不安定なキャラクターとして知られていて、バラエティ番組ではそこが評価されていたのだが、やせてきれいになったことで見た目とのギャップが激しくなり、余計に面白さも増していた。
タブーなしで何でもネタに
小室哲哉が手がける音楽がヒットチャートを席巻していた90年代中盤に、華原朋美は彼にその才能を見出され、歌手として鮮烈なデビューを飾った。「I BELIEVE」「I'm proud」などのヒット曲を連発して、CMにも多数出演して、若い女性の憧れの存在になった。私生活では小室と恋愛関係にあり、浮世離れしたゴージャスな暮らしをしているとも噂されていた。
当時の華原は圧倒的な存在感があり、特に同性からの人気は高かった。でも、ほとんどの人は、手放しで絶賛してるというよりは、その危なっかしさも含めて目が離せない、という感覚を持っていたように思う。
その後、華原は小室と破局して、苦難の道を歩むことになった。歌手やタレントとして断続的に活動を行っていたが、心身の不調や私生活のトラブルで活動が途絶えることもあった。
そんな華原は、2021年4月に「アウト×デラックスSP」に出演して、バラエティ戦線に名乗りを上げた。番組に登場するなり「金がすべてっすよ」と言い切り、視聴者の度肝を抜いた。すっかりふくよかな体型になっていた彼女は「1歳の子供のためにフェラーリを買った」といった桁外れの散財エピソードを披露して、貫禄を見せつけた。
その後は「アウト×デラックス」でダイエット企画に挑んだり、「お笑いの日2021」でおいでやすこがとのコラボ漫才を演じたり、「爆笑!ターンテーブル」で過去の恋愛エピソードを歌ネタにして披露したりした。壮絶な過去を持ちながらも、タブーなしで何でもネタにして明るく話す彼女は、良くも悪くもあの頃のままだった。
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