河野大臣、「所管外」12連発に批判殺到 野党が激怒するかつての“特大ブーメラン“質問
丁寧に説明すればいいのに
「河野氏は外務大臣だった2018年にも、閣議後の記者会見で日ロ関係について聞かれた際、“次の質問どうぞ”を3回繰り返し、大炎上を招いた。このときも、今回の件も、ルール上、答えられないということなら、丁寧にきちんとそう言えばいいだけの話なのに。なにも変わってないということがよくわかりましたね。そもそも、河野氏の大臣起用は、挙党一致を示す目的と、“政界きってのデジタル通”を買われてのことでしたが、成果を出すどころか、岸田政権の足を引っ張るだけの結果になりそうです」
その一方で、怒りが収まらないのはもちろん、質問を無下にスルーされた立憲民主党だ。野党担当デスクが続ける。
「完全にメンツを潰されたわけですからね。河野氏への追及は、ますます強まるでしょうね」
そんな中、河野氏ご本人の“過去の国会での質問”にも注目が集まっているという。
外務委員会ではございますが…
「自民党が野党だった2010年の国会での発言です。外務委員会の場で河野氏は、当時の前原誠司外務大臣に対し、前原氏が国交相時代に行った意思決定について質問していました。“ルールだと言っておきながら、自分だってやってるじゃないか”“盛大なブーメランだ”などと、野党幹部の間で盛り上がっていますよ」
ではここで、当時の議事録を振り返ってみよう。2010年10月27日(水)に開かれた、衆議院外務委員会である(一部抜粋)。
○河野委員 「自由民主党の河野太郎でございます。外務委員会ではございますが、前原大臣の国交相時代のさまざまな意思決定についてお伺いをさせていただきたいと思います」
――河野氏、冒頭からさっそく、“所管外の質問”をすると宣言。
〇河野委員 「7月の22日でありますか、悪名高き現役出向を認める、つまり退職通算を認める法人が民主党政権によって相当数追加されました。この現役出向を認める法人、追加された数を見ると、圧倒的に国土交通省が多いんですね。大臣、幾つ追加されましたか」
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