「笑点」春風亭一之輔が就任した狙いは“腹黒キャラ”の穴埋め? 見どころは桂宮治とのバトル

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 空席が続いていた演芸番組「笑点」のレギュラーに、春風亭一之輔(45)が仲間入りすることになった。昨年9月に死去した6代目三遊亭円楽の後任で、令和3年12月に勇退した林家三平(52)の後を受けて、翌年の1月にレギュラー入りした桂宮治(46)以来の新顔となる。

 今月5日の放送に登場した一之輔は「自分でも驚いていますが、これからほど良く、力を抜いて頑張っていきたい」とコメントした。が、収録後は「くたびれました。落語を30席やるぐらいに。(大喜利の点数は)伸びしろがまだあるので50点」と振り返った。

 ベテラン演芸記者の解説。

「笑点ファンだけでなく、落語界でも後任選びは強い関心事でした。番組側も元日の放送で“新メンバーは2月5日に登場します”と告知し、1月22日には“人気落語家です”とあおり、29日には“この1年に出演した中にいます”と話題作りに躍起でした」

日テレの“報復”

 主な候補は早いうちから3人に絞られていたという。

「いま“最もチケットが取れない落語家”と呼ばれる一之輔をはじめ、昨年3月に真打に昇進した女性落語家の蝶花楼桃花(41)、『笑点』メンバーの三遊亭好楽(76)の息子である三遊亭王楽(45)といった名前が取り沙汰されていましたね」

 ここまで分かっていながら、発表まで新メンバーの名前は完全に秘匿された。番組関係者がそっと明かす。

「情報管理が徹底していましたからね。漫才コンビ・ナイツの塙宣之(44)が、普段から軽口を叩く仲の宮治や林家たい平(58)に名前を聞き出そうと“決まったんだって?”とカマをかけても“言うわけないでしょ”と、まったく相手にされなかったとか」

 一方で報じる側にも“大人の事情”があったそうだ。

「スクープすれば、その時は話題になるでしょう。でも、その後が怖い。その社はしばらくの間、日テレから出入り禁止を言い渡されるなどのペナルティーが科されたはず。ほとんどのメディアが日テレの“報復”を恐れて、火中の栗を拾わなかった」

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