「日銀新総裁」人事をめぐるミステリー 植田氏は首相の意中の人か? 雨宮氏は固辞したのか?
あるオフレコの話
アベノミクスを主導し、過去最長となる約10年にわたって日銀総裁の座にあった黒田東彦氏(78)の後任に、東大名誉教授の植田和男氏(71)が決まった。学者出身の総裁は戦後初とされるが、それ以上に植田氏の起用は大きなサプライズだった。事前には有力候補とされる人物に「政府が就任打診」との報道もあった、総裁人事をめぐるミステリーについてレポートする。
「日銀総裁が誰になるかは永田町や霞が関のみならず、様々な業界で一大関心事でした。当然メディアはそれをスクープしようと目論んでいたわけです」
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