「門田博光」は2度の「右肩脱臼」…ホームラン直後に起きた“驚くべきアクシデント”
ハイタッチの悲劇
本塁打が期待されるシーンで、狙いどおり、会心の一発が飛び出した。打った本人はもちろん天にも昇る心地だが、時には喜び過ぎて、思わぬハプニングやアクシデントに見舞われるのも、野球の怖さである。【久保田龍雄/ライター】
まずは歓喜のハイタッチがもたらした1984年4月14日の南海対日本ハムでのアクシデントを紹介する。
0対4とリードされた南海は5回、先頭の3番・門田博光が右越えに7試合ぶりの3号ソロを放った。ダイヤモンドを1周し、ベンチに戻ってきた門田を、ナインがハイタッチで出迎える。...