入社5年目「篠原光アナ」退職で日テレに衝撃 内部からは「採用問題が元凶だろう」と指摘する声

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アナウンサーの生存競争

「そのため上層部から『できるだけ多くのアナウンサーを起用できないか?』というお願いが制作現場に降りてくるそうです。昼の情報番組『ヒルナンデス!』で複数のアナウンサー企画を放送しているのは、そういう理由があったからです。『ヒルナンデス!』は生放送ですから、そこで起用してもらうことで場数を増やしてキャリアを積ませるという狙いもあります」

 篠原アナも、その一人だったわけだ。

「彼はもともと実況アナウンサーとしてスポーツに関わりたいという希望がありました。当初は『ZIP!』で全曜日のスポーツコーナーを担当したりしていたのですが、ルックスが良いこともあり、『ヒルナンデス!』ではファッション企画などに多く起用されていました。本人の希望とは異なり、バラエティ番組での起用も多くなり、芸人からイジられることも増えていきました。女性アナには報道よりもバラエティ番組に出演したがる者も少なくありませんが、男性では少ないですからね。本人としてはやりたい仕事と現状との葛藤もあったかもしれません」

 同期の弘アナが「news zero」のスポーツキャスター(水・木曜担当)を担当してることも気になっていたかもしれない。

「スポーツ番組の実況アナとして残れたとしても、アナウンサーが多いため生存競争は激しい。特に実況アナは、キャリアとともに技術が上がり、年齢を重ねれば重ねるほど巧くなります。若手アナにとっては活躍の場があまりないのです。その点、eスポーツというジャンルは、まだベテランの実況アナが少ないため、その道なら活躍できると考えてのフリー転身なのでは」

 せっかく日テレのアナウンサーに採用されたのに、もったいない気もするが……。

「アナウンサーとして採用されても、目立った活躍ができなければ他部署への配置転換もあります。異動が本人の希望ならまだしも、アナウンサー志望で入社して異動希望を出す者はほとんどいません。狭き門を突破しても、その後には激しい生存競争に勝ち続けなければ生き残れない世界なのです」

デイリー新潮編集部

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