「恋愛はぜいたく品」の時代で…ryuchellにクロちゃん 売れるカップルに必要なものは「キラキラ」度よりも「イライラ」度?

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離婚したことでひと皮むけたryuchell いい子ちゃんキャラを捨てたことで獲得した「うっとうしさ」

 先日は離婚後バッシングが相次ぐryuchellさんについて、涙ながらにpecoさんがYouTubeで理解を求めたことで再び彼らへの注目度が高まった。pecoさんはタレント活動というよりは、子どもの母親としての役割を優先すると言い切っているが、一方のryuchellさんは芸能活動に積極的だ。そうした二人の対比が、ryuchellさんへの批判につながっていたことは想像に難くない。「新しい家族」と言いながらも、結局自分は好き勝手なことをして、子育ては元妻にまかせっきり。そういうイメージがついていた。

 しかし結婚している時のryuchellは、あまりにいい子ちゃん過ぎて批判すらしにくい存在だったのではないだろうか。おしゃれに敏感で子育てにも協力的な、若者世代のロールモデル。コメンテーターとしても重宝され、明るいキャラでありながら時に放たれる鋭いコメントは喝采を浴びていた。そうした扱われ方が浸透しすぎていて、「うらやましい」夫であり父親であり男性ではあったが、「うっとうしい」という声は寄せ付けない存在だったのではないかと思うのだ。

 けれども離婚後は、子どもに関する話題が減った代わり、女性的なおしゃれを楽しみ音楽活動に励む発信が増えた。「うっとうしい」と思わせるようなアピールが続いていたともいえる。ただそれは、タレントとしてはひと皮むけたと言うこともできる。ジェンダーレスで自由な「うらやましい」ライフスタイルはそのままに、「うっとうしい」と言われる注目の集め方はとても今っぽい。親や家族としての責任の取り方はまた別だが、彼が望む芸能活動における話題性は増したといえるのではないだろうか。

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