岸田総理が“不意打ち”で4月解散を決行する可能性が 周囲は「岸田さんは吹っ切れた様子」
「岸田さんは吹っ切れた様子」
仮に4月の総選挙なら衆院の補欠選挙はなくなり、焦点は10増10減に伴う候補者調整となる。それを見越してか、総理は1月5日に森山裕党選対委員長(77)に調整を急ぐよう指示していた。その後、森山氏は周囲にこう話している。
「岸田さんは吹っ切れた様子で、心に期するものがあるようだった。調整は急がないといかん」
ただ、政権内には消極的な声も少なくない。地方選に力を入れる公明党の反発は必至のうえ、日銀総裁の交代による市場の反応は不透明。内閣支持率が少しでも上向くかがカギとなる。
2月6日、岸田総理はようやく菅氏と面会し、記者団に「さまざまな政治課題について報告した」と語った。が、自民党関係者は「菅さんは反増税の立場。総理は解散に向けて少しでも理解を得ておこうとしたのでしょう」と話す。
かつて佐藤栄作元総理は「総理の権力は改造するほど下がり、解散をするほど上がる」と指摘した。岸田総理は求心力回復のために、なりふり構わぬ解散戦略に打って出るのだろうか。
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