強盗犯らが使用する「闇名簿」掲載の高齢者から驚きの証言が 「オレオレ詐欺の電話がかかってきて……」「防犯カメラはない」
「オレオレ詐欺の電話がかかってきた」
さらに、神奈川県の80代の女性にも接触すると、驚くべき体験談が。
「一昨年の9月ごろですかね。オレオレ詐欺の電話がかかってきたんです。あとから知ったのですが、うちだけではなく同じタイミングで、近所に住んでいる方の家にも同じような電話がかかってきていました」
実際に特殊詐欺の標的にされたというではないか。この女性によると、彼らの手口は以下のようなものだったという。
「表示されたのは知らない番号でした。でも“市の方から還付金がもらえる”と言われ、つい真に受けてしまって……。それで“どこに行けばいいですか”と聞くと“いつも使っている銀行はどこですか”と質問されて『○○銀行』と答えました。そしたら“近くの○○銀行まですぐに来てください”と言われました」
かくて危うくワナに引っかかりかけたが、間一髪のところで難を逃れた。
「庭にいた主人に“市からお金がもらえるって”と声をかけたんです。それを、隣に住んでいる神奈川県警の警察官の方がたまたま家の中から耳にされた。その方が“それはオレオレ詐欺だから行っちゃいけない”と知らせてくださったんです。それで110番して警察に通報しました」
実際に犯罪に利用されている闇名簿の実態。2月16日発売の「週刊新潮」では、強盗犯の侵入を防ぐ「最新防衛マニュアル」などと併せて詳報する。
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