6代目山口組・高山若頭が「ルフィ」上納組織と噂されるトップから聞き取った中身とは?
高山若頭の呼び出し
竹垣氏によれば、判明している容疑者らと暴力団との接点は以下の通り。
今村容疑者――20代のころに6代目山口組の2次団体・茶屋政一家(ちゃやまさいっか)傘下の石堂組の組員だった。
渡邉容疑者――6代目山口組の2次団体・3代目弘道会傘下の福島連合の若頭を務める人物の関係先で、キャバクラのキャッチをしていた。
小島容疑者――6代目山口組の2次団体・4代目誠友会傘下・遠藤総業の若い衆だったことがある。
これを受け、すでに内部では“聞き取り”も実施されているとのこと。
「実は、名前のあがっている福島連合の福島康正会長と佐藤正和若頭が6代目山口組の高山清司若頭に呼ばれて、今回の件で話をしたそうです」(同)
高山若頭は福島連合の上部組織・3代目弘道会の総裁でもあるので、聞き取り自体は当然のことだろう。もちろん、竹内照明会長(6代目山口組若頭補佐)という存在もあるのだが……。
高山若頭との面談内容
「福島会長と佐藤若頭はその場で、“天地神明に誓って、我々は本件に関与していません”と説明したと聞いています。佐藤若頭に関してはその金満ぶりを噂する声もあり、それもあって“ルフィからの上納”が疑われたこともあるですが、実際のところ、そこまで資産を蓄えていないのではないかとの証言もあります。私も個人的には、福島連合の関与はないと見ています」(同)
となると、どういった組織が取り沙汰されているのか?
「フィリピンの裏社会のドンとされる日本人がいます。彼自身はヤクザではありませんが、彼の父親が、5代目山口組傘下の中核組織のひとつで若い衆をやっていたことがあります。そういった人物との関係も含めて、警視庁が捜査を進めているのは間違いないでしょう」(同)
山口組分裂騒動とはまた違った形で、暴力団に捜査の手が迫りつつあるようだ。
[2/2ページ]