泉ピン子は橋田さん追悼ドラマに出演せず…渡鬼ファミリーとの亀裂は“えなり問題”で決定的に、今も「ガキ扱い」にドン引き

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 デイリー新潮の昨年8月5日付が報じた通り、一昨年4月に他界した脚本家・橋田壽賀子さんの追悼ドラマ「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」(TBS)が、この春に放送される。上戸彩(37)ら橋田ファミリーが出演するが、その代表格であるはずの泉ピン子(75)の名前はない。泉とファミリーの分断までを明かす。

ピン子と橋田ファミリーの亀裂は10年以上

 ピン子とほかの橋田ファミリーの間に亀裂が生じたのは10年以上前のことだった。

 TBS「渡る世間は鬼ばかり」(1990~2019年)の現場でピン子が共演者たちに厳しかったのが一番の理由だ。

 例えば後輩女優を叱った。ピン子は「仕事場には友達を作りに行ってるんじゃないってこと」(「女性自身」電子版2022年7月31日配信)という考えだから、ためらいがなかったようだ。

 もっとも、プロデューサーや演出家ではないピン子の厳しい言葉は反感を買った。「ピン子さんがいると現場の雰囲気がピリピリしてしまう」と閉口した俳優もいる。

 ピン子は周囲と摩擦が生じやすいキャラクターらしい。橋田ファミリーが関係しないドラマの現場で、監修者の元の職業を教えられると、「私、(その職業が)嫌いなんだよね」と不躾に言い、周囲を慌てさせた。監修者はピン子から離れると、「あまりに失礼なのではないか」と声を荒らげた。

 一方でピン子は2010年、橋田さんの住む静岡県熱海市にマンションを購入。それまでも橋田さんを「ママ」と呼んで慕っていたが、2人の距離の近さを言外に示すようになった。

 子供のいない橋田さんがピン子をかわいがっていたのは事実。だが、ほかの橋田ファミリーの面々も愛されていた。文字通り家族のような存在だった。それなのに1人が突出した存在であることをアピールすると、不協和音が生じるのは世の常だ。

 ピン子と橋田ファミリーの亀裂が目に見え始めたのは2015年。この年の「渡鬼」のスペシャル版を最後に、えなりかずき(38)が小島眞役を降りたいと言い始めた。主役級であるピン子扮する小島五月の息子役である。ピン子の厳しさが原因だった。

「えなり君が子役のころから面倒を見てきたという自負がピン子さんにはあったのでしょうが、えなり君のほうはピン子さんによる苦言やプレッシャーに耐えられなくなった。しかも ピン子さんの顔を見ただけで心因性のジンマシンが出るという状態に陥った」(TBS関係者)

 この問題が世間にも知れた後の2021年、ピン子は同10月23日放送のニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」に出演し、えなりについて、「誰のおかげであのガキも本当に」と忌ま忌ましげに語った。えなりは30歳をとうに過ぎていたが、子供扱いだった。

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