リアル「どうする家康」 徳川家康の子孫、19代目が直面している後継者問題

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大恋愛の末、ベトナム人の英美さんと結婚

 1月29日、徳川宗家の「継宗(けいそう)の儀」が菩提寺である増上寺(東京・港区)の大殿で執り行われた。初代家康から数えて19代目の当主となるのが、徳川記念財団理事長で翻訳家の徳川家広氏(58)だ。

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 家康が征夷大将軍となって江戸幕府を開いてから400年以上経ったわけだが、子孫だと言われると、19代目の風貌は、肖像画などで伝えられる家康のイメージと重なるところもあるように見える。少なくとも大河ドラマ「どうする家康」の松本潤演じるイケメンすぎる家康よりは、家康っぽく感じる方もいるかもしれない。

 今回行われた「継宗の儀」は非公開のため、儀式の詳細は定かではないが、代々伝わる家督相続の品が18代目恒孝(つねなり)氏から家広氏に譲り渡されたという。

 家広氏は慶應義塾大学経済学部卒業後、米国ミシガン大学大学院で経済学修士号、コロンビア大学大学院で政治学修士号を取得。国際連合食糧農業機関(FAO)のローマ本部、ベトナム支部にも勤務した国際派だ。

 氏の右に立つのが妻の英美(えみ)さん。ベトナム出身で、家広氏がFAO勤務時に赴任したベトナムで知り合い、大恋愛の末に結ばれたという。

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