白鵬の断髪式、「ハサミ入れ」は「最低でも100万円だった」 だるまを495万円で販売で“荒稼ぎ”も

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政治家、歌手、俳優が続々と…

 相撲協会関係者が言う。

「一般的にハサミを入れる総人数は300~350人くらいです。今回の白鵬は約280人なので、やや少ないかなという印象です」

 ハサミを入れる順番は、

「最初の方ほど有力な後援者や著名人が務めることになっています。先に入れるハサミほど価値が高いというわけです」

 今回は冒頭から政治家がズラリ。森喜朗元総理、鳩山由紀夫元総理、西村康稔経産相、吉村洋文大阪府知事などが次々に土俵に上がった。さらに、元NHK会長の“エビジョンイル”こと海老沢勝二、YOSHIKI、松山千春、巨人監督の原辰徳、スティーブン・セガールの各氏まで。多士済々だ。

 一方で、こんな異変も。

「小泉純一郎さんが4番目にハサミを入れるはずだったんですが……」

 とさる後援者。

「実際に小泉さんもタマリ席にいらっしゃったのに、途中でいなくなって、ハサミを入れなかったんですよね。周囲はそれでざわついていました」

ハサミ入れは最低でも100万円

 ともあれ、断髪式で話題になったのが、そのお値段。なんとハサミ入れが最低でも100万円とされているというのだ。式の参加者に聞くと、

「ええ、100万円ですよ。後援会の方からそう言われましたから」

 別の参加者は、

「100(万円)からなんだけど、50(万円)でもいけるみたいよ。50まで値切った人がいるし」

 先の協会関係者は、

「かつての名横綱でもハサミ入れは10万円からでした。また、今年断髪式を行う予定の鶴竜は30万円ともいわれていて、いくらなんでも白鵬の100万円は高すぎます。華麗なる人脈を誇示し、グッズを売って最後の荒稼ぎをする今回の式は、お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるという本来の目的を逸脱している。これではまるで“断髪ショー”です」

 ちなみに都内のホテルで行われた2次会パーティーの参加費は10万円。「高すぎる」と不満を抱き、参加しないモンゴル出身の元関取もいたという。

 昨年、本誌(「週刊新潮」)は白鵬の私設マネージャーが10億円といわれる借金を抱え、失踪したと報じた。騒動冷めやらぬ中、行われた「銭ゲバ断髪式」。昔は式で集まる金は数千万円といわれていたそうだが、この分では“あがり”の数字も1桁違って史上最高値となりそうで。

週刊新潮 2023年2月9日号掲載

ワイド特集「栄光の裏側」より

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