参政党「神谷氏」の目前でNHK党が“迷惑運動” JR桜木町駅前で記者が見たおぞましすぎる光景とは

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 NHK党による参政党への攻撃が日に日にヒートアップしている。2月8日、横浜市のJR桜木町駅前広場で記者が見た光景は……。

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 この日、参政党の演説会が昼の12時より予定されていたことで、開始の1時間以上も前から、広場にはピリピリとした緊張感が張り詰めていた。街宣車のまわりに規制線が張り巡らされ、その内側で大勢の参政党スタッフが〈演説妨害はお止め下さい〉と書かれたプラカードを持ち、NHK党の関係者が乱入してこないように目を光らせていたのだ。

 午前11時をすこし過ぎた頃、NHK党の特攻隊長、黒川敦彦幹事長(44)が到着。規制線ギリギリまで歩み寄り、「今日はどうなるかなあ。火力の打ち合いだよ。理屈じゃない感じ」と笑いながら、取り巻きたちにつぶやく。すぐに、参政党スタッフが詰め寄り、内側に入らないように牽制し、あたりには一発触発の空気が漂った。

 すると、黒川幹事長は規制線が張られていることについて、「法的根拠を言ってください」と訴えて歩きまわり、隙をついて内側に侵入。瞬時に、中で待ち構えていた参政党スタッフと揉み合いになりかけ、わざとらしくすっ転ぶ。

 あわや手が出るか、と周囲はザワついたが、立ち上がった黒川幹事長は、「ここは公道です。お互い政治活動です」と正当性を主張する。しかし、「出ていってください」と頼み込む参政党スタッフに対して、突如ギアを上げるように態度を急変させ、「おい、クソカルト!」と叫んだのだった。

対立は訴訟沙汰にまで発展

 演説会については後述するが、そもそも、なぜNHK党は執拗に参政党を攻撃しているのか。話は参政党がはじめて国政で議席をとった、昨年7月の参院選の前にまでさかのぼる。同年6月、現在の同党副代表で参議院議員の神谷宗幣氏(45)が、黒川幹事長との公開討論を拒否したことがきっかけだった。

「NHK党は一貫して“いますぐ討論をしろ”と主張していました。昨年6月以降、YouTubeなどのネット上はもちろん、たびたび黒川幹事長を中心とした党員やシンパたちが直接、参政党の演説会や選挙活動に乗り込み、この主張を大声でがなり立ててきました。中身は“神谷氏はユダヤの影響下にあるかもしれない”といった陰謀論から、公職選挙法違反疑惑まで多岐にわたります。一方、参政党は概ね“相手にしない”スタンスで無視をしていましたが、NHK党は追及の手を緩めることはせず、この構図が現在まで続いてきたのです」(ミニ政党ウォッチャー)

 対立は今年に入ってさらに深まった。1月30日、NHK党の主導で参政党の元党員らが原告団となり、神谷氏らボードメンバー計5名を詐欺にもとづく損害賠償請求で訴えたのだ。NHK党のHPに公開されている訴状を要約すれば、参政党はDIY政党として、一般の党員にも政策や党運営に関する決定権があると謳って党費や寄付金を集めているが、実際はそのような組織になっていないという。

 そして、翌日の1月31日になるとついに痺れを切らしたのか、神谷氏が反撃に出た。下関市で開かれた演説会の中で、「NHK党は極左暴力集団や反社とつながりがある人たちが幹部にいる」と発言したというのだ。NHK党の立花孝志党首(55)はこれにすぐさま反応し、参政党と神谷氏を相手に2月2日、東京地裁で1億円の損害賠償請求を提起した。

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