連続強盗事件「ルフィ」と暴力団との関係 60億円の行方で注目される「北海道コネクション」
“サイトウ”姓を名乗っていた
4人の中で最年長で、渡邉容疑者と共に帰国した小島智信容疑者については、
「小島容疑者は養子縁組をして一時、“サイトウ”姓を名乗っていたといいます。6代目山口組の2次団体・4代目誠友会傘下・遠藤総業の遠藤健児総長の若い衆だったことがあるということです。その後、”あることをきっかけに処分され、すでに組織を去っている。七分袖のタトゥーが入っている”と聞いています」(同)
実際、今回の送還時に「七分袖」を思わせる刺青がTシャツからのぞいていた。茶屋政一家、福島連合、そして4代目誠友会はいずれも北海道の組織だ。これが偶然とは考えづらいのだが……
「北海道は船の発着がしやすいところがいくつもあって、そこに紛れ込ませやすいということで覚せい剤の取引が盛んに行われてきました。あとはテキヤも栄えてきた土地ですね。それはともかく、3容疑者は組織をすでに抜けているとはいえ、いずれも6代目山口組傘下の団体に関係していたことは間違いないようです」(同)
連続強盗事件をきっかけに特殊詐欺事件の全容も解明され、ダークなカネの流れが明らかになるのか。捜査本部への期待は大きい。
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