NHKアナ人事「和久田シフト」の読み方 「誰もがちょっとずつ良い思いをする絶妙な配置」

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 2月8日、NHKの来年度のアナウンサー人事が発表された。デイリー新潮が既報した通り(「NHKのエース・和久田麻由子アナが4月に仕事復帰へ では、どの番組を担当するのか?」2月5日配信)、育休中の和久田麻由子アナ(34)は4月から「NHKニュース7」のキャスターとして復帰することになった。では、彼女の復帰に伴う玉突き人事はどうなったか。

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 デイリー新潮が和久田アナの復帰を報じると、局内はザワついたという。NHK関係者は言う。

「新潮の報道後、“異例の早期復帰”と報じたメディアも出てきました。局内でも『出産から1年も経たない彼女をそんなに早く復帰させるなんて酷だ』という意見が出てきたため、上層部も気にしたようです。ただ、今回用意された"和久田シフト"はあらゆる方面への配慮がなされたもの。これなら和久田さんの早期復帰という当初の方針を貫いても問題ないと判断したのです。そこで“和久田シフト”を滞りなく完遂すべく、誰にも不満が生まれない配慮がなされたのです」

 まず、和久田アナは「ニュース7」の月~木曜の担当となった。

「夏に出産したばかりの彼女に無理はさせられないという配慮です。週4日間というある種の時短勤務にすることで、働かせすぎという批判もかわせると判断したようです」

 現在「ニュース7」の平日は、メインキャスターを瀧川剛史アナ(41)、サブキャスターを林田理沙アナ(33)と今井翔馬アナ(35※)が担当している。

「当初は和久田アナがメインに収まり、瀧川アナが外れると見られていました。しかし、もし和久田アナが育児などの事情で番組を休むことになったら、誰がメインキャスターを務めるのか――。それを考えると、今井アナではまだ荷が重い。今年4月には統一地方選挙も控えていますが、正直、和久田アナは選挙報道が得意ではない。となると、瀧川アナがフォローするのが良いということになり、その結果、林田アナが外れることになったようです」

林田アナは昇格?

 林田アナといえば、「ブラタモリ」のアシスタントから「首都圏ネットワーク」のメインキャスターを経て、昨年4月から「ニュース7」を担当している。せっかく看板報道番組のサブを務めるまでになったのに……。

「『ニュース7』では女子アナ筆頭格でしたからね。とはいえ、和久田アナの復帰によって次席のポジションになっては気の毒ですし、人気女子アナが番組内で席を奪い合うというのも良くありません。そこで林田アナは『ニュースウオッチ9』に行くことになりました。これならば、林田アナにとっても“昇格”のようなものです。また『ニュースウオッチ9』の担当プロデューサーは、かつて『首都圏ネットワーク』で彼女と一緒に仕事をしたことがあり、その仕事ぶりを信頼して呼んだと聞いています。期待されて呼ばれたわけですから、悪い気はしないでしょう」

 確かにそうかもしれない。ならば、「ニュースウオッチ9」の山内泉アナ(29※)はどうなるのか。

「彼女は『ニュース7』の金~日曜と祝日を受け持ちます。これまでの土日祝日に加え金曜も担当することになるので、彼女にとっても悪い処遇とは言えません」

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