皇宮警察で皇族方への“聞くに堪えない陰口”が常習化 正常ではない状態を意味するジェスチャーも
高御座に座って携帯で写真を
さらに今回、自らの“悪事”を打ち明けるのは、さる皇宮警察OBである。このOBが十数年前、本部に勤務していた頃の話として、
「京都御所で恒例の一般公開が行われていた晩秋のことです。私は警備や手荷物検査などの応援のために出張し、期間中は現地に滞在していました。閉門後は毎日、不審者などがいないか調べる『検索』を京都護衛署の護衛官と合同で行い、その日はたまたま高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)が保存されている部屋(紫宸殿)を見て回っていたのですが……」
高御座とは、皇位継承儀式において用いられる玉座であり、御帳台は皇后の御座所。2019年10月の即位の礼でお目見えしている。
「京都護衛署の人から『せっかくだから高御座で写真を撮っていったらどうですか』と勧められたのです。玉座の前ではなく、座ってという意味だったので驚きましたが、その人は『東京から来た人はよく撮っていますよ。我々(京都の護衛官)もやってます』と言う。そこで誘われるまま、互いに高御座に座って携帯で写真を撮り合いました。紫宸殿は庭に面しているのですが、検索中の護衛官や宮内庁の職員からも、特に注意はありませんでした」(同)
昨今の「バイトテロ」も真っ青、常軌を逸した悪ふざけと言うほかない。
陛下専用の御寝室でベッドに仰向けに
続いて、こんな“告白”も。皇宮警察は那須、葉山、須崎の各御用邸に護衛官派出所を常設しているのだが、ある御用邸で勤務歴のあるOBは、
「ある時、御用邸の管理事務所の所長さん(宮内庁職員)が、派出所の私の上司に気を利かせて、普段は入れない場所を特別に案内してくれました。私もご一緒し、陛下専用の御寝室まで見せてくれたのです。まさしくキングサイズのベッドでしたが、ちょうどその所長さんが席を外した隙に、何を思ったか上司がそのベッドにバーンと仰向けになり『撮ってくれ』と言うので、言われるまま『撮りますよ』と、携帯で撮ってしまいました」
懺悔したとて許される行為では決してないのだが、これらは言うまでもなく、腐敗した組織の一断面でしかない。現在でも皇居を見渡せば、身近な場所でその一端を垣間見ることができるというのだ。
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