【本日送還】「ルフィ」小島容疑者は「絶対にお触りはしないジェントルマンで好きだった」 マニラの美人ホステスが証言
誕生日を祝うために五つ星のカジノホテルを予約
世間を騒がせる連続強盗事件。その指示役とされ、フィリピンの収容所に収監されていた4人の日本人容疑者――渡邉優樹、今村磨人(きよと)、藤田聖也(としや)、小島智信――が強制送還される運びとなった。
マニラで取材を進めると、「ルフィ」グループが犯罪で得た収益を、並外れた豪遊で浪費していたことが分かる。ホステスの中には彼らを「ジェントルマン」と呼ぶ者もいて――。
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【写真11枚】露出度の高い“挑発的なドレス”をまとうマニラの「美人ホステス」 ルフィが豪遊したパブでの実際の写真を見る
マニラ市内の最高級KTV(キャバクラ)で働くフィリピン人ホステスが語る。
「渡邉サンが小島サンとこのお店に通っていたのは、2019年くらいだったかな。ウチは中国マフィアのお客サンも来るけど、渡邉サンは毎回、スーツとか長袖のシャツとかを着ていて、タトゥーも見えなかったから、ちゃんとした人かなって思っていた。ただ、携帯電話を5、6台持っていて、それについては何か怪しいなとは思った」
実はこの頃、渡邉容疑者は東京在住の日本人女性とも交際していた。単なる交際相手ではない。その女性は渡邉容疑者を頂点とした特殊詐欺グループの幹部も務め、19年11月にはキャッシュカードを盗んだ疑いで大阪府警に逮捕されている。この女性は、フィリピンの渡邉容疑者に現金を届ける”運び屋”役も担っていたとみられている。
その金を使い、彼らは現地で豪遊をしていたわけである。
マニラ在住のホステスの話に戻そう。
「彼(渡邉)がお店で入れ揚げていた女の子がいた。20代半ばくらいで(源氏名は)ハートちゃん。モデルみたいな子だよ」(同)
確かに彼女の写真を見ると、ハッキリした二重に、鼻筋が通った顔立ちはタレントのローラを彷彿とさせる美形だ。
「渡邉サン、ハートちゃんのお誕生日をお祝いするために五つ星のカジノホテルを予約してあげていた。彼女、“彼が素敵なホテルをとってくれた”と、うれしそうに話をしていた」(同)
ネックレス、iPhoneをプレゼント
もっとも、渡邉容疑者と同等かそれ以上に歓楽街を楽しんでいた男がいた。
「小島サンは、とにかく私たちに大盤振る舞いしてくれた。ネックレスを買ってくれたし、当時、最上位モデルだったiPhone XS Maxのゴールドも正規店で買ってもらった(編集部注・64GBモデルで価格は12万4800円)」(同)
さらに、別のホステスからは次のような証言も。
「小島サンが私を指名してくれる時はVIPルームで8千ペソ(約2万円)くらいするボトルを4、5本空けてくれた。彼はジェントルマン。絶対お触りはしない。コンピューター関連のIT企業の社長さんと名乗っていましたね。ハンドバッグにはいつも分厚い千ペソ札の束。400枚くらい入っていました」
「ジェントルマンだから好きでした」
日本円で実に100万円ほどを常に持ち歩いていたというのだ。小島容疑者は、この滝沢カレンに似た20代の彼女に夢中だったという。
「“マンションを買ってあげるから、一緒に住もう”と口説かれていた」(同)
彼女には当時あいにく、彼氏がいたためアプローチはすべて断っていたものの、
「優しいし、顔もかわいかったし、何よりジェントルマンだから好きでした。だから、急にいなくなってしまった時は、すごく寂しかった。“セブに行くことになった”と連絡をくれましたが、半年くらいして本当は逮捕されたって聞いた時はショックで……」
このように、彼らは犯罪で得た収益を、一晩で20万、30万と遊興に費やしていたのだ……。2月9日発売の「週刊新潮」では、渡邉容疑者の”彼女“だった特殊詐欺グループの女性幹部の素顔、警視庁が彼らの逮捕状を取っていたにもかかわらず連続強盗事件を防ぐことができなかった“失策”、そして彼らが稼いだ60億円ともいわれる金の行方等々、総力取材をもとに報じる。