三浦瑠麗にEXIT兼近…相次ぐスキャンダルであらわになったコメンテーターに求められる適性とは?

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 三浦瑠麗さんにEXIT兼近さん、令和の名コメンテーターたちが大ピンチだ。三浦さんも兼近さんも、「めざまし8」や「ワイドナショー」でのコメントはいつも世間を騒がせていた。それだけに、自身に及ぶスキャンダルの影響にも注目が集まっている。

 三浦さんは夫の会社のトラブル、兼近さんは過去の交友関係への疑惑が報じられている。とはいえ本人たちは現状無関係であることを明言しており、今後の出演に関してはスポンサーやテレビ局の意向次第だ。厳しい目も向けられているが、本人たちはテレビ以外の場所でも引っ張りだこだった。世間が思うほど、レギュラー枠に執着があるわけでもないかもしれない。

 そもそも専門家でもない人間が、あらゆるニュースにしたり顔でコメントするというのは不思議なことである。とはいえ彼らの視点や発言は、意表を突くものであったり世間の声を代弁するものであったり、おおいに注目を集めていたのは確かだ。そして彼らが知名度を得た理由のひとつが、「わかりやすいギャップ」だったといえる。

 お堅い職業なのに色っぽい雰囲気の三浦さん。チャラ男漫才でブレークしたのに、酒もタバコもやらずベビーシッター経験があったりと「実は真面目」が売りだった兼近さん。兼近さんは今回の報道にもあったように、2019年に犯罪歴も明らかになったが人気は衰えなかった。本人が潔く認めていたし、その過去も含めての半自伝的小説『むき出し』も大ヒット。賛否は分かれるが、「昔悪かった人間が更生して前向きに生きる」話はいつの世も一定の需要がある。昨年度「24時間テレビ」のマラソンランナーとして完走した時、成り上がりヒーローとしてのひとつの完成形が見えたのではないか。

 ただ一方で、兼近さんのその姿勢は両刃の剣だったのかもと思うのである。それは三浦さんにも言えるのだが、彼らに共通するのは「行き過ぎたサービス精神」だったのではないかということだ。

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