明治期にはタピオカも運んでいた? 再び脚光をあびる「鉄道貨物」の150年

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 昨年は鉄道開業150年という記念すべき節目の年だった。しかし、それは旅客営業の開始という鉄道の一側面に過ぎない。鉄道には主に旅客と貨物の2つがあり、鉄道貨物は旅客営業開始の翌年の1873年から開始された。つまり、今年は鉄道貨物150年の節目にあたる。

 長らく日本国内の鉄道は旅客が主流で、貨物は日の目を見なかった。その理由は、日本全国に道路が行き渡り、小回りのきくトラック輸送の方が事業者にとっても利用者にとっても便利だったからにほかならない。...

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