男性より女性に筋トレが必要な理由は? 要介護期間を短くするための「スマート・エイジング」実践術
より良い人生の後半戦のために
ここまで、スマート・エイジングという考え方とその実践法について説明してきましたが、最後に改めて日本の現状を直視してみたいと思います。
国連は、全人口の中で65歳以上の高齢者が占める割合(高齢化率)が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%超を「高齢社会」、21%超を「超高齢社会」と定義しています。この流れに沿えば、次の局面は28%超の社会ということになりますが、国連はまだそこまで言及していません。
昨年9月時点で日本の高齢化率は29.1%に達しています。すでに日本は、定義の先を行く「超々高齢社会」に突入しているのです。そうした時代を生き抜くには、やはり誤用されているアンチ・エイジングではなく、スマート・エイジングの考え方こそが、より良い社会と、より良い人生の後半戦をもたらしてくれるはずです。
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