連続強盗事件、渡邉容疑者は「EXIT兼近と“共犯だった”」と周囲に自慢 学生時代は「剣道部の主将で人を引っ張るタイプ」
ススキノのバイトで変節
だが、転機が訪れた。
「スポーツ推薦で札幌市内の大学に入学してから変節した」(前出・同級生)というのである。
「20歳の頃にススキノの路上でバッタリ彼と会ったんです。声をかけたら“黒服やってるんだ。ウチの店に来る?”って。ヤンチャでもなかった奴がいきなりニュークラ(注・キャバクラのこと)で黒服をやってたので驚きました」(同)
他の同級生もその黒服姿を目にしており、大学時代から夜の街へと溺れていった様子がうかがえるのだ。
さる捜査関係者が明かすには、
「渡邉は20代の頃から水商売の店を数店舗経営していました。その際に、ある広域暴力団とも付き合うようになったのです。一方で、渡邉と同じく今村もその組織の“周辺者”。二人はススキノで出会っています」
20代半ばにして、すでに暗い波濤に飲み込まれつつあったというわけだ。また実際、こんな証言も。
「25歳くらいでしたか、彼を地元のスーパーで見かけたら、すっかり雰囲気が変わっていました。イカツイ感じで高級車に乗っていましたね」(前出・別の同級生)
兼近と共犯だったことを自慢
渡邉容疑者が新聞の社会面を賑わすことになるのは、それから数年後のこと。
「北海道警は12年に現金およそ1千万円のほか、ブランド時計など300万円相当を盗んだ疑いで渡邉を逮捕しています。この事件で当時、札幌市内の飲食店で働いていたある人物も、共犯者として逮捕されたのです」(前出・社会部記者)
その人物こそ、今をときめく人気お笑いコンビ「EXIT」のボケ役・兼近大樹(31)だが、
「本人は巻き込まれただけで、後に不起訴になっています」(吉本興業広報担当)
先の渡邉の同級生が言う。
「5年前に友人が渡邉と偶然会った時に、“兼近と共犯だった”ことを自慢されたそうです。“今はオレオレ詐欺をやっているんだ”なんて言って、なぜかエラそうだったとか」