連続強盗団リーダー「ルフィ」と暴力団との関係 警察トップは激怒

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気になるルフィの背後関係

 フィリピン当局に身柄を拘束された36人は、日本へ強制送還後に警視庁に窃盗容疑などで逮捕された。闇バイトに応募した者がいたり、恐怖による支配を展開していたり、渡邉容疑者がルフィと名乗っていたりするなど、今回の強盗事件と共通点も少なくない。

 気になるのは、ルフィの背後関係だ。

 では、今回の容疑者と暴力団との関係はどうなのか? 竹垣氏によるとやはり無関係とは言えないようだ。

「今村容疑者は20代のころに、6代目山口組の2次団体・茶屋政一家傘下の石堂組にいたことがあると聞きました」

 他方、渡邉容疑者についてはどうか?

「渡邉容疑者は6代目山口組の2次団体・3代目弘道会傘下の福島連合の若頭を務める人物の関係先にいたことがあると聞きました。キャバクラのキャッチをしていたようですね」(同)

 現在はともに組織を離れて活動していたようだが、

「首謀者とされる渡邉容疑者のさらなる黒幕がいる可能性もあるようです。以前に摘発された特殊詐欺は35億円という相当な金額ですから、組織的犯行を思わせますね。実際、北海道に本拠を置く暴力団に上納されていたとの情報が飛び交っています」(同)」

激怒した警察庁長官

 渡邉容疑者らは特殊詐欺グループが摘発された後、フィリピン当局に拘束されて収容施設内に身を置きながらも、携帯電話を片手に今度は強盗の指示役として振舞っていたということになる。

「警察庁の露木康浩長官以下、最高幹部らは“どうして強盗殺人事件が発生するまで、摘発できなかったのか?”と怒り心頭だということです。フィリピンにいる渡邉容疑者らが浮上するまでそれほど時間はかからなかったので、過去の特殊詐欺と今回の強盗事件とがリンクすることはある程度、想定されていたのかもしれません。もう少しスピーディーな動きを当局がしていれば、実行役が荒々しい手口を取ることなく、最悪の事態を防げた可能性はありますね」(先のデスク)

 日本を大きな社会不安に陥れた今回の一件。これを機に、かつての事案を総チェックして、本当の首謀者にたどり着くべく警察は総力を結集しているという。

デイリー新潮編集部

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