菊池桃子の夫・新原浩朗内閣審議官は遅刻の常習犯 パワハラに部下からは悪評「陰で“おっさん”と呼んでいる」

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現場には諦めにも似た空気が

 そのかいあって、政権発足後、新原氏は内閣官房の「新しい資本主義実現本部事務局長代理」というポストを得る。岸田政権の看板政策を差配する事実上のトップだ。付け加えると、官邸に作られた「新しい資本主義実現会議」の構成員などは先の資料を反映させた形となっている。

 しかし、冒頭で触れたように、実現本部では怒号が飛び交い、現場には諦めにも似たよどんだ空気が流れている。岸田政権どころか日本の行く末を左右する舵取りを行うはずの政権の中枢。そこで一体何が起きているのか――。

パワハラと朝令暮改

「新原さんのパワハラと朝令暮改で実現本部の現場が大混乱になっているのです」

 とささやくのは、新原氏の古巣である経産省の関係者。

「新原さんは“パワハラ、ニイハラ”と揶揄されるほどのパワハラ気質で知られています。経産省内でも彼と同じ職場は敬遠されていました。一度、政策を実現すると決めたら、猪突猛進、部下を怒鳴りつけてまで疾走するからです」

 岸田政権発足直後、その“暴走”ぶりは早速発揮された。看板政策である「新しい資本主義」の理念をデザインする時のことだ。

 政府関係者が言う。

「実はその理念を議論するための“ビジョンチーム”が一昨年10月に作られていたんです。仕切ったのは内閣府の田和宏事務次官と財務省出身の藤井健志内閣官房副長官補で、各省から選りすぐりの官僚約20人が集められました。しかし、実は新原さんは田和さんのことを蛇蝎(だかつ)のごとく嫌っていて、同じ東大出身の同年代なのに、隣に座っても口を利かない。自民党の会議で同席しても新原さんから”田和より上座にしろ“と要求するほどなのです」

 そこで新原氏はそのビジョンチームを解体させるために横やりを入れた。

「新原さんは“ビジョンなど議論しなくていい”と潰しにかかってきたのです。その年の11~12月に総理の日程までおさえていたのに、その横やりで、会議で議論するはずのテーマを新原さんが無理やり変え、結局、準備会合だけで終わってしまいました」(同)

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