錦織一清が明かす「ジャニーズ事務所を辞めたホントの理由」「ジャニーさんを送る会で感じたこと」

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「YOU作ってよ」

錦織:滝沢とは年齢が親子ぐらい離れていますからね。そのあたりを膝を詰めて話したことがないんですよ。だから退所の理由はわかりません。想像で言うわけにもいかないしね。

――錦織さんの新著「少年タイムカプセル」(新潮社・3月1日発売予定)には、ジャニー喜多川氏との二人でショーを作ってきたことが描かれている。

錦織:やっぱり僕たちはジャニーさんに育てられた。なかでも僕は、ジャニーさんとマンツーマンで付き合っていたようなものでした。ジャニーズ事務所には、僕が会ったこともないような人がいっぱいいる。だからジャニーさんというパイプがなくなってしまったとき、自分はどうするべきかと真剣に悩みました。

――ジャニー氏は錦織の舞台を認めていたのか?

錦織:ジャニーさんが舞台を作るときは、僕が補佐役のような感じで作ることが多かった。「PLAYZONE」の演出もジャニーさんから言われて始めたことだし、ブロードウェイミュージカル「SHE LOVES ME」のときも、ジャニーさんから「YOU、これ知ってる?」と聞かれ、「ああ、知ってます。前にロンドンに行ったとき観たよ」「ああそう、僕これ、わかんないんだよね。YOU作ってよ」と言われたのが東宝での最初の演出だったんです。だから僕を演出家にしたのはジャニーさんなんです。僕のことを一番認めてくれて、心底怒ってくれて、扱いもよくしてくれたのがジャニーさんだった。才能を素直に買ってくれたのがジャニーさんでした。

――少年隊の場合、退所前から長いことグループ活動はなかった。

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